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食べる

覚王山》 古民家カフェ「庭園ギャラリー いち倫」のただ一つのランチメニュー「竹籠」。籠の中には旬の食材を使った家庭料理とおもてなしの心が詰まっています。

2017/04/26  

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名古屋市市営地下鉄 東山線覚王山駅1番出入口を出て、日泰寺参道の緩やかな坂を登っていきます。突き当りの日泰寺を左に曲がり、次の角を右に曲がると、ほどなく「庭園ギャラリー いち倫」の黒塗りの塀と門が見えてきます。
日泰寺へのお参りや、参道に軒を連ねる雑貨屋めぐりの休憩にぴったりの場所です。

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門をくぐり、一歩敷地内に入ると、名古屋市内とは思えない緑の匂いと澄んだ空気に満ちた立派な庭が目の前に飛び込んできます。
「庭園ギャラリー」と名前にある通り、草木が青々と茂る手入れの行き届いた約250坪の和風庭園はこの店のシンボルです。

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「庭園ギャラリー いち倫」は昭和初期に別荘として建てられた古民家を利用して作られたカフェです。
赤茶色のタイル張りの外壁が目を引く洋館の奥に、木造の母屋の縁側が続く和と洋が織り交ざった建物は、田舎の祖父母の家を訪れたようなどこか懐かしい雰囲気を感じさせます。

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店内にはモダンなテーブルの並ぶ洋室と、蔵の扉を加工して作った座卓などがある畳敷きの和室があり、好きな席に座ることが出来ます。訪れる度に違う席に座ってみるのも楽しみのひとつです。

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たくさんある座席の中でも人気なのは、四季折々の風景を楽しみながら過ごせる庭に面した縁側です。
庭より少し高い位置に建物が建っているため、大きな掃き出し窓から見下ろすように庭を一望することが出来ます。
あたたかな日差しの中、美しい庭を眺めながら食べる食事は、雰囲気も相まってより美味しく感じられそうですね。

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メニューにはぜんざいや黒ごまプリンなどの和スイーツを中心に、豊富な種類の甘味やドリンクがありますが、それに対して、ランチメニューはなんとひとつだけ。数量限定のため、予約しないと売り切れてしまうことも多いそうです。そんな人気のランチセットとオススメの甘味メニューを注文しました。

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竹のかごに覆われて運ばれてきた、その名も「竹籠」。店主の出身地である三重県産の野菜などの旬の食材で作られた家庭料理を中心にしたランチセットです。かごの網目の隙間から見える色鮮やかな料理に気持ちがはやります。

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かごを取ると、色形とりどりの器に乗った料理が姿を現します。煮物や和物といった野菜を中心にした優しい味の料理は、どれも手をかけて作られているのがよく分かり、目に舌に楽しませてくれます。一皿一皿に体と心が安らぐひと時を過ごして欲しいという「いち倫」のおもてなしの心が詰め込まれているようです。

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名古屋名物「天むす」ならぬ「天巻き」。大きな海老の尻尾が飛びだし、見た目から食欲をそそられます。自家栽培のキヌヒカリのごはんには赤シソが混ぜられており、大葉の爽やかな香りと相まって、さっぱりとした上品な味です。海老の身もプリッと肉厚で、しっかりと海老の味と食感を味わうことが出来ます。

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「煮和え」は「煮酢和え」とも言い、愛知県の郷土料理のひとつです。レンコンのシャキシャキとした食感とあっさりしたお酢の味が口内を爽やかにしてくれます。他の料理との合間に食べる箸休めにぴったりの一品です。

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「すき焼き風煮」は沢山の野菜に加え、三重県産の松坂牛が使われています。しっかりと味が染み渡った野菜の食感と松坂牛のとろけるような柔らかさに箸が進みます。

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ランチの後のデザートは「三種味比べ」。抹茶アイス、コーヒゼリー、ところてんの三種類の甘味が一度に楽しめる欲張りなセットです。ところてんは、「黒蜜」か「三杯酢」を注文の際に選ぶことができます。こっくりした甘さの「黒蜜」も良いですが、ところてんのつるりとした喉ごしと「三杯酢」の口当たりの良いさっぱりとした味は、ランチの締めに最適です。

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三重弁で「とっておき」の意味からきている「とっと木セット」。人気の草もちに、お漬物と深蒸し緑茶が付いています。
さり気なくお盆に添えられた季節のお花もとてもお洒落。楽しいお茶の時間に彩りを与えてくれます。

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天然よもぎを使った「草もち」は、もっちりとした食感と共に、口の中いっぱいに濃厚なよもぎの風味が広がります。中に入ったつぶ餡は甘さ控えめで、よもぎの風味と相性抜群です。
口直しのお漬物も心にくいですね。甘いものの後は、まろやかな緑茶を飲んでほっと一息、日本の良さを感じる一瞬です。

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カフェだけではなく、ギャラリーとしての顔を持つ「いち倫」では、廊下に作りつけられた棚や押し入れ、床の間といった店内のあちこちに和柄の布小物や雑貨、焼き物の器などが飾られ、販売されています。たくさんの可愛い雑貨の中から、お気に入りの一品を探すのは、まるで宝探しのような楽しさがあります。

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大きな窓から差し込む陽光が室内を明るく照らし、ゆったりとした時間が流れる「いち倫」。
日向ぼっこ気分で美しい庭園を眺めていると、普段は気付かないような鳥や虫の声、季節の足音にも気付くことが出来そうです。
庭園の美しさはもちろん、心を込めて作られた食事や甘味と柔和な笑顔が素敵なスタッフさんたちの思いやり溢れる接客に、年齢・性別を問わず、誰もがずっといたくなる居心地の良いお店です。

庭園ギャラリー いち倫
住所〒464-0063 愛知県名古屋市千種区西山元町1-58
駅・アクセス名古屋市市営地下鉄 東山線覚王山駅 徒歩8分
営業時間10:00~17:00
定休日月曜、火曜、祝日
電話番号052-751-1953


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