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買う食べる

国際センター》「嫁入り菓子ありますよ。」全国屈指の菓子問屋街「明道町」の老舗菓子問屋「たつや」。名古屋の結婚式でお馴染みの光景「菓子撒き」に欠かせない嫁入り菓子も揃います。

2016/10/13  

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地下鉄桜通線「国際センター」1番出入口より北へまっすぐ7分程歩くと、頭上で3方向より高速道路が入り交じる交差点「明道町(めいどうちょう)」が見えてきます。

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明道町は江戸時代に開業した「中京菓子玩具卸市場」を中心に発展した全国最大規模の駄菓子問屋街です。
中京菓子玩具卸市場は、2000年(平成12年)に惜しまれつつも閉鎖されましたが、多くの問屋は今でも営業を続けており、ここから全国各地の小売店に駄菓子が出荷されています。

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明道町は地名ではなく、この周辺の通称です。かつては明道町という地名もありましたが、1994年(平成6年)の町名変更でその名は消えてしまいました。しかし、駄菓子問屋街として広く名が知られていることから、現在でも交差点名や高速道路の出入口名、バス停の名前などに使用され、地元民には親しみ深い名称となっています。

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名古屋の2大都市「名駅(めいえき)」と「栄」の中間に位置しているにもかかわらず、明道町の風景が昭和の雰囲気を感じさせるのは、昔の面影を残す多くの問屋が今も多く残っているからです。
特に中央卸市場は、昭和20年代に建てられた建物が今も現役で使われており、昭和のまま時が止まったかのようなその姿に明道町の歴史を感じさせられます。

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明道町に数ある駄菓子問屋の中でも、1940年(昭和15年)に創業し、老舗の菓子問屋として営業しているのが「たつや」です。大きく店名が書かれた青色の看板と鮮やかな赤と青のストライプの庇が通りかかる人の目を引きつけます。

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店内に入る前から懐かしの駄菓子たちがずらりと並びます。この光景を目にしたら、誰もがつい店内に引き込まれてしまうのではないでしょうか。

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定番商品から名古屋ならではの商品まで、たくさんの駄菓子の箱が色鮮やかに積み上げられた店内は懐かしい味に囲まれ、次々と昔の思い出が蘇ってきます。ひとつひとつの商品を見ながら、かつてお気に入りだった駄菓子を見つけるのも楽しみ方のひとつです。

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明道町の近くに本社を構える「カクダイ製菓」の代表商品「クッピーラムネ」は、誰もが子供の頃に食べたおなじみの駄菓子です。昭和25年に製造されたクッピーラムネですが、当初は駄菓子屋のくじ引きの残念賞という位置づけでした。その後、菓子単体として人気が出始めたことから昭和30年頃から販売されるようになり、人気商品のひとつとして現在も多くの人に愛されています。

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祝い事を表す「寿」の文字の書かれた袋いっぱいに詰められたお菓子は、「嫁入り菓子」と言って、嫁入りの際の「菓子撒き」に使われるお菓子です。
「菓子撒き」は花嫁が実家を出る際に家の屋根や2階から集まった近所の人達にお菓子をばら撒くという風習で、特に名古屋や近郊地域でさかんに行われていました。
近年は結婚式が式場で行われることが増え、街で「菓子撒き」を行っている光景を見ることは少なくなりましたが、現在でも披露宴で行われる人気の演出となっています。たくさんのお菓子が撒かれ、幸せのお裾分けをもらおうと人々が盛り上がる姿は、新郎新婦の門出を祝うのにぴったりですね。

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名古屋の名物駄菓子、「松永製菓」の「しるこサンド」も、もちろん販売されています。しるこサンドは北海道産のあずきとりんごジャム、ハチミツを練った餡を、ビスケット生地で挟んで焼き上げたお菓子です。カリッとしたビスケットの塩加減が餡のほんのりとした甘さを引き立てます。どこか懐かしさを感じる優しい味がロングセラーの秘訣です。

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江戸時代に雑穀や水飴などを使い、作られた庶民の間食が起源とされている駄菓子。戦後、子ども向けのお菓子として発達し、愛されてきました。そんな駄菓子の中心地として栄え続ける駄菓子問屋街の明道町。童心に返って「たつや」で懐かしの駄菓子を買い込み、周辺をぶらりと歩けば、いつもと違う発見があるかもしれません。

菓子問屋 たつや
住所〒451-0043 愛知県名古屋市 西区新道2-5-1
駅・アクセス地下鉄桜通線「国際センター」1番出入口より徒歩7分
電話番号052-571-4660

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