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学ぶ食べる

那古野》町並み保存地区「四間道(しけみち)」の築100年古民家カフェ「café de SaRa(カフェ ド サラ)」。一杯ずついれる炭火焙煎珈琲で手作りモーニングを。

2016/02/09  

地下鉄桜通線「国際センター」2番出口から出ると、目の前には名古屋駅へと続く名古屋市主要道路の一つ、桜通りが。高層ビルが建ち並ぶ名古屋駅を背に堀川の2本手前の道を北へ進むと、都会の雰囲気から一転。風情ある道「四間道(しけみち)」へと繋がります。

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1700年(元禄13年)に大火に合い、その後尾張藩4代藩主徳川吉通が周りの商家を守るため、中橋から五条橋までの道幅を4間(約7メートル)に拡張したことから、「四間道(しけみち)」と呼ばれるようになりました。

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尾張藩が延焼を防ぐため奨励した、防火壁の機能を持つ土蔵造りが当時のまま残されていることから、1986年(昭和61年)6月10日に名古屋市の「町並み保存地区」に指定されています。

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その四間道(しけみち)を奥へ進むと、白と黒の土蔵造り特有の外壁とは違い、黒い格子戸が印象的な外観のお店が見えてきます。

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素敵なマダムがひとりで切り盛りされている「café de SaRa(カフェ ド サラ)」。築100年以上の古民家が改装されたもので、2003年(平成15年)には、『名古屋の景観づくりに貢献していると思われる建築物、工作物、広告物、町並み、活動、イベントを表彰する「名古屋市都市景観(奨励)賞」』を受賞されているほど、市民の皆さんに認められるカフェです。9時過ぎにお邪魔したのですが、すでに数組の待ちがありました。

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待つこと数分、“お席の用意ができました”と、マダムが中へと案内してくれます。
内装は古民家の和の雰囲気と、アンティーク家具の洋の雰囲気が絶妙にマッチし、マダムの素敵なセンスが光ります。外観の黒とは違い、白い壁と間接照明で温かみが演出され、満席にも関わらず他のお客さまがいらっしゃるのを忘れてしまう程静かで、ホッとできる空間作りに癒されます。

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席について最初に目にするのは刺繍があしらわれたメニューブック。ひとつひとつがマダムのお手製でアットホームさを感じます。

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メニューブックの中は火曜日から金曜日の朝11時までのみ行われている、名古屋文化のモーニングメニュー。
モーニングとは、ドリンク1杯の値段でトーストやゆで卵などの朝食が付く、とてもお得なサービスです。モーニングサービスの元祖は、愛知県一宮市・豊橋市・岐阜県岐阜市・広島県広島市と数説あります。

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そのうちの一説が、1950年繊維業が盛んであった一宮市で、商談などで朝から集まった人のためにお店がピーナッツやゆで卵を付けたのが始まりとされています。昔は今程豪華なサービスではなかったようですが、愛知県では喫茶店利用客と喫茶店の数が多いことから、モーニングサービスを利用し地域内部での商業競争が行われたとされており、そこから名古屋の文化として根強いていったのではとされています。

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「café de SaRa(カフェ ド サラ)」では1つの飲み物にトーストセット2種類のどちらか選ぶことができます。
マダム曰く、“たまごトーストはボリュームたっぷりで男性向き、黒ゴマトーストは女性向きです。”とのこと。

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ドリンクは一杯ずつ丁寧に入れる「炭火焙煎珈琲」を。とても香ばしい香りと、まろやかで癖がなく誰からも好まれやすい味です。
たまごサラダがこんもりと盛られたたまごトーストは、たまごとマヨネーズのまったりとしたなめらかな味の中に、ブラックペッパーのピリっとした刺激がアクセントに。とても癖になります。

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黒ごまと黒糖がそれぞれ練り込まれた黒ゴマトーストは、別添えのたまごといちごジャムをお好みでつけて楽しみます。

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いちごジャムも自家製で、果肉がごろごろと入りいちご本来の味が楽しめます。
丁寧につくる「café de SaRa(カフェ ド サラ)」のモーニングは、室内の安らぎの空間からつくられる心の満たしだけでなく、お腹も満たしてくれます。

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約100年以上地域を見守り続けた古民家で、モーニングをいただくことができる「café de SaRa(カフェ ド サラ)」。これからもわたし達に名古屋の歴史を感じさせ続けてくれます。

café de SaRa(カフェ ド サラ)
住所愛知県名古屋市西区那古野1-30-16
駅・アクセス地下鉄桜通線「国際センター駅」2番出口から徒歩5分
営業時間8:45~17:30(L.O.17:00)
朝食営業
定休日日曜日・月曜日
電話番号052-561-5557


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